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49回生春本さん監督作品「由宇子の天秤」、数々の国際映画祭で受賞!

映画監督49回生 春本雄二郎さんの2作目「由宇子の天秤」が数々の映画祭で素晴らしい賞を受賞しています。

(2020.11.10現在)
・中国・平遥国際映画祭 
クラウチングタイガー部門(新人監督コンペティション部門)
受賞:「ロベルト・ロッセリーニアワード 審査員賞」・「観客賞」
※日本人としてのこの映画祭での受賞は初

・韓国・釜山国際映画祭
ニューカレンツ部門(新人監督コンペティション部門)
受賞:「ニューカレンツアワード」
※ニューカレンツ部門の最高賞・日本作品として12年ぶり

・東京フィルメックス
コンペティション部門
受賞:「学生審査員賞」
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【STORY】
ドキュメンタリーディレクターの由宇子は、今、世に問うべき問題に光を当てることに作家としての信念を持ち、そのためには妥協を許さず、保守的な製作サイドと衝突することも厭わない。
一方で、唯一の家族である実父の政志が経営する塾を手伝い、慎ましくも幸せに二人三脚で生きてきた。
けれども、ある日、由宇子が思いもかけない政志のある行動によって、由宇子の信念を激しく揺さぶる事件が起きる…。
“正しさ”とは何なのか、物事を善と悪に二極化しがちなこの時代に一石を投じる、葛藤しながらも答えをみつけ出そうともがく人間の姿を硬質な視点で切り取る人間ドラマ。
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11/1(日)、東京フィルメックスでの上映を見終わった後、頭で渦巻く感情を軽々しく言葉にしたくなくて、すぐには声が出せませんでした。
信じていたものが揺らいで倒れてしまった時、どうやって立ち上がれば良いのか。
観客はヒロインを通じて、真実と嘘の間で折れそうになる天秤をどうにか保とうとするのですが、衝撃のラストシーンが待ち受けています。
ラストシーンの後、自分の中で感じた”ざわめき”が静かに広がっていくのです・・
会場中が春本さんの世界に飲み込まれていました。

春本さんからのコメント
「制作中、正しさとはいったい何なのかと考えました。誰かから見た正しさは、他の誰かから見て正しさではないのかもしれない。絶対的な正しさは存在しない、ということをこの映画で感じてもらいたい。私自身の角度からこの映画を作っただけなので、それを受け取っていただいて、皆さん自身の中で新たな解釈を作っていただけたら、と思います。私はそういう映画を作っていきたいと思います」
yukonotenbin_202009_春本さん_png

日本での劇場公開は、2021年の夏〜秋頃が予定されています。
皆さんも自分の中の天秤と向き合いに、是非劇場に足を運んでみてください。

脚本・監督・編集・プロデューサー:春本雄二郎
キャスト:瀧内公美 / 河合優実 / 梅田誠弘 /光石研 ほか

【映画祭版予告編】
https://youtu.be/zdyK8wxZ5Wc
映画工房春組HP
https://haru-gumi.amebaownd.com/
映画『由宇子の天秤』Twitter:@yuko_tenbin
https://twitter.com/yuko_tenbin
春本雄二郎監督公式Twitter:@Filmmaker_Hal
https://twitter.com/Filmmaker_Hal

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1Comments

There are no comments yet.

28回生 田中直美  

公開されたら必ず観に行きます。

年齢を重ねるごとに、
人は知らず知らずに「自分のものさし」で
物事を判断しているということに気付いてきましたが
この映画は、それをもっと深くえぐり、刺さる映画なのでしょうか?
きっと想像を超えた何かを提示してくれると
ドキドキしてます!