◆2018年度東京支部総会・懇親会◆
6月9日(土)渋谷東武ホテルにて、18年度神撫会東京支部総会・懇親会が盛大に執り行われました。
今年は私たち43回生が幹事を務めました。今回、初めての試みとして、今までご案内ハガキをお送りしていた方々に加え、神撫会本部の住所録に掲載されている関東圏在住の44回〜69回生302名の方々にも、ご案内ハガキをお送りしました。これにつきましては、神撫会本部ならびに(株)サラトの皆様にも多大なご協力をいただきました。心よりお礼申し上げます。そして、今回の出席者211名のうち40名が43回生より若い人という大変嬉しい結果となりました。
さて、今年の総会テーマは「A mi manera(ア ミ マネーラ)人生を謳おう!」でした。「ここにいる一人ひとりの“私の人生”、“私の生き方”、夢やビジョン。挑戦や挫折。歓びや悲しみ。そんな人生全部を、互いに讃えて、応援し、人生を謳ってしまおう!」という思いが込められています。司会は、43回生を代表して、フジテレビアナウンサー伊藤利尋くんと倉本涼子さんが務めました。
総会は、大塚製薬”ポカリスエット”の長田高校のダンスCMとともに開幕。まずは、テーマである「A mi manera(ア ミ マネーラ)」にふさわしく、スペインのギター音楽にのって南山支部長(高25)が登場しご挨拶。続いて、車谷事務局長(高33)から、年次・会計報告と理事改選の提起が行われ、拍手をもって承認されました。また、会計監査役の松島様(高37)より会計監査報告がありました。その後、来賓の小山校長先生、兵庫県東京事務所の入江所長、神撫会の三宗理事長(高17)からご挨拶を頂きました。また神撫会100周年事業広報委員会の子守委員長(高32)、松原委員(高35)から、神撫会100周年事業のご紹介と協力依頼がありました。
その後の懇親会は、今年も出席者最年長毛利公郎さん(中18)の乾杯の御発声からスタート。体験コーナーの一つ目は、長田高校で9年間体育教官を務めた吉地先生のブース。吉地先生は現在、「めぐちゃん指ヨガ」の指導者として全国各地で活動されており、その「めぐちゃん指ヨガ」を来場者にマンツーマンで施術しました。
続いて、体験コーナーの二つ目として、早稲田大学で医療福祉用リハビリロボットを研究している田中英一郎くん(43回生)のブース。広島大学と共同開発した歩行補助ロボット「RE-Gait®」(リゲイト)の体験が行われ、来場者の興味を惹きつけました。
模擬店ブースでは毎年大好評の「長タコ」が、明石焼きを振舞いました。この収益は100周年事業基金に寄付されます。
今年ならではの楽しい試みとして、司会の伊藤くんが「長タコ」「めぐちゃん指ヨガ」「RE-Gait®」(リゲイト)を周り、現地を実況中継する一幕がありました。舞台上の倉本さんとの掛け合いも絶妙で、まるでニュース番組から飛び出してきたような中継に、会場は盛り上がりました。
その後のメインステージ企画では、会場が暗転し、”スペインの笛吹き男”藤井浩さん(高41回)の紹介ムービーが流れ、藤井さんがスペインの民族楽器であるドルサイナを演奏しながら入場。伊藤くんと藤井さんのトークライブでは、藤井さんに、「なぜスペインだったのか」また、「ドルサイナ&ギター奏者になるまでの経緯と、現在の活動」について迫りました。続いて、鈴木美穂さん(高45)のピアノ伴奏により、ドルサイナとギターの演奏を披露し、参加者を魅了しました。
引き続き、中野瞳さん(高61回)を応援するコーナー。中野瞳さんは2020年東京オリンピック出場を目指す走り幅跳びの選手です。高校2年生で日本高校新記録(6m44cm)を樹立後、難病で記録が伸び悩んだ時期を経て見事に復活されました。総会では、中野瞳さんの足跡を辿る紹介ムービーが流れ、伊藤くんが、会場の2箇所にピンを置き、6m44cmの距離をわかりやすく説明してくれました。その後に登場した中野瞳さんは、オリンピックに向けての決意を語り、神撫会東京支部を中心に発足している「中野瞳を応援する会」富澤さん(高61)から具体的な応援方法として、①寄付、②応援に行く、③皆で応援歌を歌う、の3つが挙げられました。③については、中野さんへのサプライズとして応援歌”A mi manera〜神撫の風〜”(作曲:藤井浩さん、作詞:応援する会有志)が贈られ、会場に響く大合唱の中、中野さんが感動して涙ぐむ場面もありました。
(参考:走り幅跳び・中野瞳さんを全力応援! in 2018神撫東京総会)

今年のテーマである「A mi manera(ア ミ マネーラ)」はスペイン語の直訳では「私の人生」ですが、あえて「人生を謳おう!」と併記しました。そこには、「人生はうまくいく時も、うまくいかない時もある。それでもこうして同じ神戸三中、長田高校の門をくぐった仲間が集まれば、自然に笑顔になり、明日への勇気が湧いてくる」というメッセージが込められています。まさに、全員で中野瞳さんの応援歌を歌っている間、会場はエネルギーに満ちあふれ、活力が生まれるのが感じられました。
「A mi manera(ア ミ マネーラ)人生を謳おう!」これは、各方面で活躍する皆さまの一人ひとりへの応援メッセージでもあります。またお目にかかれる日まで、皆様の毎日が、笑顔で満たされる日々でありますように。(43回生 原 恭子)

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